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冷風機の冷房能力とは? その能力と重大欠点とは?  

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 ジメジメした季節や暑い季節に便利なのが 「エアコン」。
 除湿も冷風も出来て夏には必須。一家に一台の機器ですが、基本移動出来ないのが難点。
 エアコンは屋内機と屋外機の組み合わせになっており、双方をつなぐ配管もしっかり固定されている為で、部屋ごとに設置する必要があります。

 では、移動できるエアコンは無いのかというと、似たような機能で移動可能な機器として 「冷風機」 があります。これは別名「冷風除湿機」と呼ばれるもの。
 機械に取り込んだ空気を内部で冷やして送り出す仕組みはエアコンと同じでありながら、部屋から部屋へと簡単に移動出来るように機器下部に移動用のタイヤがついていたりします。
 それも、エアコンに比べて値段もかなり安く、設置費用も必要ありません。

 「移動出来るなんて便利だ。それも安いとは・・・」 !!
 なんて思ってしまいますが、冷風機にも利点があれば当然のように欠点もあります。
 それも二つ。
 しかも結構致命的なものなんです。


 ●除湿で発生する水の処分が必要。

 冷風機を送風のみ以外で使用する場合(冷房と除湿で使用する場合)には、機械内で発生する結露のため、排水が必要となります。
 多くの冷風機の場合、着脱式のタンクが設置されており、発生した水はこのタンクに溜められますが、満水になった時点で(排水が溢れないように)自動的に機械が停止する構造になっています。
 タンク自体はそれほど大きなものではなく、私の経験上(条件にもよりますが)1時間~2時間程度で満水になってしまい、当然ながら、その度にタンク内の水を捨てなければなりません。
 排水といっても何処にでも捨てられるわけではありませんので、結構面倒に感じるわけです。

 排水の口にパイプを接続して屋外などへ排水する事も可能ですが、この場合、壁への穴あけが必要だったり、利点である移動が出来ない難点があります。
 ちなみに私はパイプで排水するように使用していますが、これだったらエアコン設置したほうが良かったかもなんて思っています。


 ●部屋は冷えない。

 冷風機を冷房で使用した場合、エアコンのように部屋の中が涼しくなるということはありません。
 これは排熱の仕方に原因があります。

 冷風機を冷房で作動させると、全面の送風口より冷風が出る反面、背面からは熱風が排出されます。
 エアコンであれば、機械内で熱交換された熱気は屋外の屋外機でうまく処理されますが(正確には室内機内で暖められた冷媒が配管を通して屋外機に送られて放熱・冷却されている)、冷風機の場合は屋外機がありませんから、冷風を出す反面、エアコンでは外へ送り出している(空気を冷やす為に発生した)熱気を機械背面から放出するわけです。

 なので、送風口の前に居れば涼しいですが、部屋自体の気温は逆に上昇するなんて事も考えられるわけなんです。
 メーカーでは、オプションや付属品として排熱用の部材を販売しているケースもあるようですが、屋外へ熱気を排出する為にはどうしても窓を少し開けたり必要性があり、これはこれで、せっかく除湿して冷やした空気を逃げてしまったり、屋外の熱気も入ってきますから冷房効果も下がってしまいますね。
 
 ちなみに、私はこの排気口に耐熱処理した換気ダクトを接続して屋外に排出するようにしてみましたが、あまり冷房効果は得られませんでした。湿気が無いかなと思える程度です。
 熱気を完全に処理しきれなかったのもありますが、冷房能力自体があまり高くないためと、給気がなく排気するのみなので室内が少し負圧になり排気能力が下がるためと思われます。開き扉が開けにくくなるくらい負圧になりますからね。


 以上のことから、冷房を期待するなら冷風機はあまりおススメ出来ない機器といえると思います。少し高くてもエアコンを設置するのが正しい選択と言えるのではないでしょうか?
 ただし、室内干しの洗濯物を乾かしたい場合には役にたつかもしれません。除湿機能もありますしね。


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